日本のMBA塾・予備校のメリットとデメリット
日本の大手MBA塾・予備校のGMAT対策講座の費用って、とっても高いですよね。
30〜50万円ぐらい平気でします。
なぜ日本のMBA塾では、こんなに講座料金が高いんでしょうか?
答えは簡単。
授業を日本語で提供しているから。
英語の試験問題を日本語に訳し、日本語で解説してくれる労力に対し、お金がかかっているんですね。
もちろん、値段が高い日本のMBA塾にはメリットがあります。
それは、日本語で勉強できるので、GMATなどのスコアを上げる意味では効率がいいこと。
しかし、それは最大のデメリットにもなります。
つまり、すべて日本語で勉強できてしまうため、せっかく英語の試験の勉強をしているのに、英語のスキルが全然伸びないんです。
なので、TOEFLのスコアを上げるのにも苦労するし、そのためにMBA塾にTOEFL対策講座のお金を追加で払うことにもなります。
さらに、実際にビジネススクールに入っても、周りの英語についていけないということが頻繁に起こります。
結局、日本語でMBAの対策をやることはは、ビジネススクールに入って絶対に必要になる英語能力を鍛えることを、後回しにしているだけなんですね。
もちろん、MBA塾の使命は、受講生をビジネススクールに合格させることなので、受講生が現地で英語で苦労するかどうかなんて、関係ないんですよね。
もちろん、このような話は、MBA塾には不利なことなので、MBA塾で説明されることはないです。
どくがく!のメリットとデメリット
「それなら、最初から全部英語で勉強した方が、のちのち絶対に楽だよね!」
これが、本サイト「どくがく!」が提案する勉強方法です。
どくがく!がおすすめするGMAT対策は、日本の大手MBA塾・予備校と比べて、以下の違いがあります
どくがく! | 日本大手MBA塾・予備校 | |
料金 | 5万円 | 30〜50万 |
講師 | 世界中で人気の講師 | 日本だけで人気の講師 |
使う言語 | すべて英語で学ぶ | ほとんど日本語で学ぶ |
英語能力 | GMAT対策をしながら、英語能力も上がる | 日本語でやるので、英語能力がほとんど上がらない |
ビジネススクール進学後 | 英語がある程度できるので、授業の内容に集中できる | 英語ができないので、英語の勉強をさらにやる必要があり、それに加えて、授業の内容にもついていく必要がある |
確かに、最初から英語で勉強をするので、大変です。
ただ、海外MBAをやる以上、英語能力を上げることは絶対に避けて通れないです。
今サボるとそのツケは後回しにされるだけです。
なので、長い目でみると、最初から英語で全部やった方が、絶対に良いし、効率的です。
もちろん、こんなアドバイスは、日本のMBA塾ではしてくれません。
それを言ってしまうと、日本のMBA塾の強みが失われてしまいますからね。
どくがく!の別のメリットは、日本の大手MBA塾よりはるかに費用が安いこと。
アメリカで一番人気の英語教材を使うので、日本語翻訳料などがかかっていないです。
その上、Udemyという動画解説サイトのコンテンツをうまく活用し、費用を抑えています。
実際、いきなりMBAの対策講座に100万円も支払うのは、費用対効果を考えて、賢い選択と言えるでしょうか?
MBA塾のサイトには合格者数がたくさん載っていますが、その数十倍の人がMBAに合格する前に挫折して、講座費用を無駄にしています。
それなら、まずは安い費用でスタートしてみて、自分でも何とかなるかを試してみるのが、賢い判断ではないでしょうか?
どくがく!でGMAT対策をやる意味
どくがく!のGMAT対策方法のポイントをまとめると、
- 格安で
- 英語で
- 世界で一番人気の講師から
学ぶこと。
そのため、
- GMAT対策と同時に英語能力も上げることができ、
- ビジネススクール入学後、語学で苦労する可能性を減らせ、
- ビジネススクールの授業に集中できる
というメリットがあります。
もちろん、最終的に選ぶのはみなさん次第です。
- 少しのお金ではじめて、少し大変だけれど最初から英語で勉強し、ビジネススクールに入ったときに楽になるか
- 多くのお金を払って、日本語で勉強し、英語の勉強を後回しにし、ビジネススクールに入ったら、授業と英語の勉強の両方をやるか
もし、どくがく!で勉強していこうと思っていただいた方は、次を読み進めていってください。
教材はGMATオフィシャルガイド以外は使わない
必須教材:GMAT Official Guide 2023-2024
費用:1万5000円
教材はこのオフィシャルガイドだけで十分です。問題なく、ハイスコアを出すことができます。
色々な教材を買って、それだけで満足している人がいますが、それだけは絶対にやってはいけません。
そういう人はスコアが伸びないことが多いです。
なぜでしょうか?それは、
「自分のスコアが伸びないのは、教科書の説明がわかりにくいから」
という風に考えるからです。
つまり、自分のスコアが伸びないことを、教科書の善し悪しに転嫁しているのです。
でも、それは違います。
自分のスコアが伸びないのは、単に勉強時間が足りないからです。
オフィシャルガイドだけを何周もやれば、実力は絶対に上がります。
大手のManhattan Prep、Kaplan、Mometrixなども、もちろん優れた教科書ですが、シェアがナンバーワンのオフィシャルガイドを使うのが一番良いです。
英語が本当に苦手な方はGMAT日本語解説本からはじめても良い
副教材:日本語版のGMAT解説
費用:300円(中古)
ただ、いきなり英語でやるのは、ハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。本当に英語が苦手な人は、日本語のGMAT教材からはじめても大丈夫です。ただし、注意点が4つかあります。
旧形式のテストなので、全部やろうとしない
- GMATがどういうテストかをざっと理解するためだけに使う
- 旧形式のテストなので、全部やろうとしない
- 長くても1ヶ月ほどやったら、すぐにオフィシャルガイドに移る
- 新品は買う必要はなく、中古でOK
これを守っていただければ、日本語版の教材を使っても大丈夫です。
世界一のGMAT解説動画で勉強する【最重要】
基本的には、オフィシャルガイドを使って、コツコツと勉強を進めていけば大丈夫です。
ただ、オフィシャルガイドをやるだけで、ハイスコアが取れるのであれば、誰も苦労しませんよね。
とくに、独学で大変なのは、勉強のペースを維持しづらいこと。
そのときに、Udemyで世界一の人気をほこる、以下の2つの解説動画をペースメーカーとして使うことがとても役に立ちます。
日本人が苦手なVerbalは、デューク大学出身のアメリカ人講師Brett Ethridge先生の授業が圧倒的な人気です。
英語のリスニングになれていない人には、少し話すスピードが速いと感じられるかもしれませんが、英語字幕や再生速度を遅くしたりもできます。
そもそも、この英語のリスニングが出来ないと、TOEFLのリスニングで高スコアを取るのが難しくなりますし、ビジネススクールでの授業の理解もかなり危うくなってきます。
逆に言えば、この動画で勉強すると、GMAT対策と、英語のリスニングスキルを同時に上げることができて、一石二鳥です。
約7時間のコンテンツで、日本円で9800円。

MathとData Insightsは、インド人講師Jackson Kailath先生のコースが圧倒的な人気です。
インド人の数学能力、そして、かなり初歩的なところから解説してくれるので、数学が苦手だった人にはとくにおすすめです。
1万3,000人を超える受講生、2,000件以上がレビューし、★4.5という高評価です。
Kailath先生の英語はインドアクセントがありますが、日本人にはとてもわかりやすいと思います。
アメリカのビジネススクールには、インド出身の先生や学生(そしてめちゃくちゃ優秀!)が本当に多いので、早めにインドアクセントに慣れておくと、実際にビジネススクールに通いはじめたときにも役に立ちます。
55時間のコンテンツで、日本円で11,800円という破格の値段で、ちょっとお得すぎて、意味がわかりません。
ただ、55時間をしっかりやるのは難しいかもしれないので、自分が苦手なところだけ勉強するというので良いと思います。

この2つは、世界中でGMAT対策をおこなっている人から、もっとも人気のある講義です。
つまり、世界で一番のGMAT対策講義なのです。
そのような授業が、日本の大手MBA塾の授業より、はるかに安い値段で受けることができるんです。
それを利用しない手はないですよね。
間違った問題を理解するまで考える
基本的な勉強方法は、Udemyの動画で勉強しつつ、オフィシャルガイドを使って、問題を解いていくことになります。
このときに、絶対にやることは、自分が間違った問題をノートにまとめていくこと。
自分が間違った問題の解説文を読んで、理解した気分になった人がいますが、そのやり方は間違いです。
自分の言葉で、どこに間違いがあったのかを説明することができてはじめて「理解した」と言えます。
なので、間違った問題があったら、
- 間違った回答を導き出したときに使った論理
- 正しい回答を導くために必要であった論理
の2つを必ず書くようにしましょう。
あとはGMAT Clubを使って、とにかく問題を解く
オフィシャルガイドを2周したら、あとは色々な問題を解いていきましょう。
このときにおすすめなのが、GMAT Clubを使うこと。
GMAT Clubとは、GMATの無料問題が集められた、無料のフォーラムのことです。
もちろん合法です。ただ、利用には無料登録が必要です。
たとえば、以下のページからは、無料でテストが受けられます。

GMAT Clubの良いところは、非常に解説が充実していること。
そのため、わからなかった問題が、解説文を読んでも理解出来ないまま終わるということが起きにくいです。
また、もし自分が勉強している問題で、わからないことがあったら、このフォーラムで聞くと、誰かが解説してくれる可能性もあります。
ただ、講師に質問できる回数が限られているので、納得いくまで勉強するというのができず、オリジナル教材であるため、他に聞く人がいないという大きな問題があるのです。
つまり、理解できなかった問題を、放置することにつがなりやすく、学習効果が低くなってしまいます。
GMAT模試を受ける
ある程度勉強が進んできたら、模擬試験を受けてみて、自分の実力を試しましょう。
模擬試験を提供している会社も多いですが、一番お得なのが、「Manhattan Prep」という会社のもの。
たった49ドルで、6回分の模擬試験を受けることができます(有効期間は6ヶ月)。
6回すべてをやる必要はありません。
2回連続で、目標スコアに近い点数を取れるようになったら、実際にテストを受けてみましょう。
ただ、「Manhattan Prep」は難しくて有名なので、ここで目標スコアに到達しようとは思わないこと。
もし、1回模擬試験を受けてみて、目標スコアと大きな差がある場合は、残念ですが、さらに3ヶ月ほど勉強をしましょう。
模擬試験の有効期限は6ヶ月あるので、あせる必要はありません。
GMATのスコアを上げるには、勉強時間を増やすしかない
GMATのような試験は、勉強に時間をかければかけるほど点数が上がります。
点数が上がらないのは、単に時間が少ないからであることがほとんどです。
受験勉強と同じで、裏技はありません。
勉強時間を増やすという、正攻法、王道を行くしかないです。
GMATでハイスコアを得るために必要な時間は、基礎学力によって大きく変わってきます。
大学受験などで数学と英語の点数が良かった人であれば、100時間でも十分にハイスコアを狙えます。
両方とも苦手であった人は、500時間は必要になるかもしれません。
どちらか一方が苦手だった人は300時間ぐらいが必要と考えてよいでしょう。
では、300時間勉強するには、日々、どれぐらいの時間を確保する必要があるでしょうか?
1年のうち、平日は245日、土日祝日は120日あります。
- 1年で300時間勉強するには
- 平日に30分ずつ
- 土日祝日に90分ずつ
- 6ヶ月で300時間勉強するには
- 平日に1時間ずつ
- 土日祝日に3時間ずつ
このあたりの勉強時間を目安に、勉強を進めていくのが良いと思います。
日々の勉強時間はStudyplusを使って「見える化」する
GMATの勉強をする上で、一番大事なことは、自分が勉強した時間を「見える化」することです。
これはやっていない人が多いですが、絶対にやりましょう。
使うアプリは、Studyplusなどの定番アプリで大丈夫です。

もちろん、スマホを見ていた時間などは、勉強時間に含めないようにしましょう。
それでもスコアが上がらない場合のチェックリスト
どくがく!のGMAT勉強法のポイントは以下のようなチェックリストにまとめることができます。
もし、この中でまだやっていないポイントがあれば、まずはそれをやってください。
- GMATオフィシャルガイドを2周以上やりましたか?
- 他の教材を同時に使っていませんか?
- わからない問題をノートに全部まとめていますか?
- Udemyの2つの動画をすべて学習しましたか?
- Studyplusアプリで、毎日の勉強時間を記録していますか?
- 300時間以上、勉強しましたか?
もし、これらを全部やっていても、スコアが伸びない場合は、勉強の仕方が根本的に間違っている可能性があります。
その場合は、残念ながら、独学は諦めるしかないように思います。
人気のMBA塾に入りましょう。
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